感想メモ|『名探偵コナン』7巻

コナンの7巻はね、これはもう この一冊で語るべき一冊。
なんて言ったって あの 月影島の事件が収録されている巻だから…。

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▶︎前回( 2〜6 巻まで)のメモ
感想メモ|『名探偵コナン』2〜6巻 - asa の 栞


 7巻
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写真のワナ
6巻からの事件の解決編。一年かけての準備・計画… この一年で思いとどまったりとかしなかったのかなと思いつつ、それだけ長年蓄積されたものがあったのかな、事件を起こすのはダメだけど。

 

月影島への招待状 / ピアノの呪い / 残された楽譜 / 業火の秘密 / 血染めのボタン / 名前の秘密‼︎ 
もうこれはね! 月影島の事件はね!!!
コナン史上屈指のエピソードのひとつだよね、コナン自身にもすごく影響を与えた事件だもんね…。
園子の別荘での事件の犯人が死を選ぼうとした時は 死にたきゃ勝手に…! と感情的に言葉をぶつけていたけど、死を決意していた成実先生には まだ間に合うから生きようよ、みたいに助けにいくもんね。成実先生の犯行の被害者達は そもそも犯罪に手を染めていた人ばかりだったことや 成実先生のお父さんの手紙があったからというのもあるんだろうけど…。それでも 成実先生の決意や生い立ちや事件に至るまでの背景、俺の手はもう血みどろなんだという言葉の重さに、気圧されたのか、  招待状(依頼状) が届いた時から止められる機会・救える機会があったはずなのにそうできなかったことを悟ってしまったのか、最後の会話の時の 成実先生とコナンそれぞれの表情が…。成実先生はずっとコナンの中に居続けると思う…。 成実先生が最後に伝えたメッセージが「ありがとう」だったのが 成実先生にとってもコナンにとっても、ほんと…
成実先生が男性って推理の時までわからなかったけど、タートルネックっぽい首元隠したトップスを着ていたのは喉仏とかを隠すためだったりしたのかな。成人男性が 何年も顔立ちの整った女性だと認識されているの、ほんとすごいな、顔立ちや骨格、声とかも本当に中性的だったんだろうな、でも幼少期に何かおおきな病気を患っていた? とはいえ 腕力はかなり強いんだよね。。ここだけでもアニメ見ようかな…。成実先生…。
エピソードとしても この事件の前と後ではコナンの推理スタンスや人との向き合い方とか大きく変わるけど、成実先生にあらゆる背景や属性が詰め込まれていてほんと成実先生…

 

新一の恋人‼︎ / 名探偵 蘭⁉︎ / 命の時間切れ⁉︎
月影島の様子から一変、また全然違う雰囲気の話。ある意味日常回なのかな…
しかしこのエピソードの蘭の言動は なかなか強烈。どうやら最近は 蘭の言動も蘭に出会う人みんなの認識も完全にエンジェルモードのみというか、エンジェルがデフォルトというか、そんな感じらしいから、こんな調子の蘭ってもしかしてなかったことになっていたりする…?

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超初期ではやっぱり7巻の印象が別格な気がする。
余韻を胸に 引き続き読み進めます…。